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カウンセリング技法を学級経営に 諸富祥彦先生による平成25年度 札学経冬の研修会

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fuyuken

 1月8日(水)札幌市教育文化会館で冬の研修会が行われました。今回は、当会の研修会5回目となる明治大学文学部教授の諸富祥彦先生の研修です。100名を超える参加者の先生方とたくさんのコミュニケーションをとりながら、とても充実した一日を過ごすことができました。

研修会の概要

 諸富先生の研修といえばお話が面白いことで有名です。実例を挙げながらの分かりやすい講演で諸富先生の世界にどんどん引き込まれていきます。今回は、5つのテーマでお話ししていただきました。

1、教師のサバイバル

 教師は喜びや感動を得られる反面、様々なストレス、リスクのなか仕事を進めていくため、そのメンタルヘルスを鍛える必要があります。

2、教師の4つの悩み

 教師の悩みは、子供、保護者、同僚、そして多忙さ。大変な時にどうやって凌いだかグループで交流し、共感するとともに乗り越えていく術を交流しました。

3、教師は人間関係のプロでなくてはならない

 援助希求してもらえる教師。子どもからも保護者からも同僚からも助けを求められるような存在をめざしていきましょう。

4、学級づくりの2つの要素

 ルールとリレーションを大切に、子どもたち一人一人が自己有用感がもてるようにしていきましょう。

5、アドラーのクラス会議

 毎朝15分、次の4つを繰り返していきます。

①机を下げ全員で円をつくる。
②「ありがとう」回し「~してくれてありがとう。」
③議題箱から解決したい問題を選び、解決策を1つずついう。
④議題を出した子が一番良いアイディアを選ぶ。

教師の資質・朝日新書

 研修会の最初に諸富先生より紹介のあった、朝日新書の『教師の資質』のリンクを貼りました。先生が、「買うなら新品だぞー」とおっしゃっていましたので、楽天のリンクを掲載しています。参考までにご覧下さい。

参加者のアンケートから

・とても面白い講義で時間が短く感じました。また参加したいです。

・具体的な説明、ワークがとても参考になりました。諸富先生のお話は、ねらいが明確で分かりやすく、私も意識してやっていきたいと思いました。

・とても楽しい研修でした。頭に残る研修ですぐに使ってみようと思います。アドラーのクラス会議の他の話も聞いてみたいです。

・他の先生方と仲良くなることができ、とても充実した時間を過ごすことができました。またぜひお話を聞きたいと思いました。

・実際に周りの人たちと話をしながら、声を出しながらメモを取りながらの研修はなかなか面白かったです。人間関係のプロを目指して頑張ります。

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