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 平成27年1月9日 札幌市教育文化会館にて札学経の冬の研修会を実施しました。前日までの大荒れの天気により、飛行機の運航状況にも大きな乱れがあり開催が心配されましたが、なんとか無事に実施することができました。

研修の概要を紹介します

 今回は、奈良教育大学大学院教育学研究科の准教授 粕谷貴志先生です。冒頭では、子どもの本質は昔と変わらなくても学級集団の質が以前とは変わってきているという現状についてお話していただきました。例えば、学級の公的なリーダーやいわゆる普通の子と言われた子どもたちが多かった以前までと、少し難しくもっとかまって欲しいと思っている子が多くなってきている現代とでは明らかにかかわり方が変わってきます。そのうえで、学級集団のとらえ方や身につけさせていきたいソーシャルスキル、具体的な方法などわかりやすく教えていただきました。教師のリーダーシップ、いじめの問題、子どもたちのやる気を育む視点など3学期すぐに生かせる内容がたくさんありました。

 後半はQ-Uの生かし方についてでした。質問紙での調査ということを踏まえ、Q-Uの限界を知ったうえで結果を見ると、新たにいろいろなものが見えてくるというお話をいただきました。Q-Uを利用したことがない先生方にも大変ご好評でした。

研修会の様子

 今回はいつもより少し小さめの部屋でした。道内各地から60名ほどお集まりいただきました。書籍販売も大好評でした。実際に手に取って中をご覧いただきました。

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ご感想

・今回のお話はまさに今の私の課題にストライクなものでした。ルール偏重でリレーションが足りない学級を3学期はもう少しバランスよくさせたいと思います。家庭環境が難しい子に対しては、学校は無力でなかなか口が出せないと思っていましたが、学校でもできることがあると気付かされました。どうもありがとうございました。Q-Uやってみたいなぁ。(旭川市・小学校教諭・女性)

・学級の状況を把握する視点を知ることができ、今後の具体的な手立てを考えることができました。また、実践交流の中で様々な考えを共有することができました。(登別市・小学校教諭・男性)

・自分の経験と比べながらお話を聞くことができたので良かったです。子どもの心理的発達をサポートできるように学んでいきたいと思います。(鶴居村・中学校教諭・男性)

・ルールやリレーションの大切さを改めて感じました。QUの話は初めて聞きました。アンケートの見方や実例の話はここでしか聞けず、対策や指導方法を教えていただきました。また、他の地域から出席されている方も多く、貴重な話(学校の様子、地域との関連など)が聞けて勉強になりました。(札幌市・小学校教諭・女性)

・今回の内容には、「そうそう、こんな難しさがあって困っている!」というケースが多く紹介され、どの学校でも同じなのだと安心しました。また、その対応も様々に前例があるのだと知ることができ、漠然としていた不安が今回も解消することができました。(富良野市・中学校教諭・女性)

・粕谷先生のあたたかいお人柄がにじみ出ていたお話で、とても楽しく学ばさせていただきました。グループでの話し合いもいろいろなことがわかり、発見があってとてもためになりました。1年間のしめくくりの3学期を心新たに迎えることができそうですし、4月からの新年度の学級開きにも役立つ研修会でした。夏の研修会に初めて参加して会員になりましたが、会員になって良かったなと思いました。ありがとうございました。(札幌市・中学校教諭・女性)

冬の研修会募集広報(PDF)

 2期制の学校では前期の評価が終わり、学習発表会へ向けて動き出そうというところが多いでしょうか。夏休みが遠い昔に思える今日このごろです。さて、そんな中ですが、3ヶ月後に迫った冬休みの研修の案内ができましたのでご案内いたします。ぜひ、お誘い合わせの上たくさんの先生方のご参加をお待ちしています。

 なお、「札幌市」学級経営研究会という会の名前ですが、全道各地から本当に多くの先生方にお集まりいただいております。夏の研修の際に、「市外でも構いませんか?」と不安に思われた先生もいらっしゃったようですが、来てみて安心していただけました。道内各地はもちろん、道外でも、国外でも、また教員を目指す学生さんや、採用試験に合格されて、4月から勤務をされるという方まで、教育関係者であればどなたでもご参加いただけます。

 ただ、席には限りがございます。今回は教育文化会館工事のため、研修室が若干小さいようですので、定員になり次第締め切らせていただきます。恐れ入りますが、先着順とさせていただきますので、お早めの申込をお願い致します。

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